米ぬかオイルでマッサージが美容にいい?肌への影響まとめ!
玄米から精製される過程で出来る「米ぬか」から抽出される「米ぬかオイル」。
お米由来のオイルとあって、日本人にとって大変馴染みの深いものかと思いつつ、実はあまり今までブームになってなかったんですよね。
というのも、米ぬかオイルには食用と化粧用があるのですが、米ぬかオイルは、玄米中わずか1%しか採れず、比較的高価であること。
そして、米ぬかオイルは大変優秀なキャリアオイルなのですが、キャリアオイルと言えば、精油(エッセンシャルオイル)。
精油自体は、主に海外でブームとなり、日本でも注目されるようになった経緯から、キャリアオイルも海外製のものが主流で、日本製の米ぬかオイルは、最近やっとその優秀さが注目されるようになってきたのです。
そこで、今回は、最近注目の米ぬかオイルによるマッサージのことや、肌への悪影響の心配はないのか?ということについて、ご紹介していきます!
米ぬかオイルはマッサージにも使える?
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米ぬかオイルには、食用と化粧用があり、化粧用は主にクレンジングやマッサージオイルとして使用されるもので、純度が高く、より低刺激となっています。
米ぬかオイルは、オレイン酸が豊富に含まれていて、皮膚を柔らかくし、かつ浸透性が良いため、アロママッサージとして一緒に使われることの多い精油(エッセンシャルオイル)の成分を体に浸透させるキャリアオイルとして、極めて優秀であると言われています。
ちなみにアロママッサージに使用される精油は、いろんなものが使用されますが、日本アロマ環境協会推奨濃度としては、キャリアオイルとお好みの精油では、精油の濃度が1%以下になるようにと勧めています。
サロンなどでは、米ぬかオイルは、浸透性が高いがゆえに、肌の上の滑りは悪くなるため、ホホバオイルやアルガンオイルなどとブレンドすることも多いようです。
精油には、沢山の種類がありますが、リラックスしたい時にはカモミール・ラベンダーなど。
気分転換にはベルガモット・グレープフルーツなど、幸福感を高めたい場合はイランイラン、クラリセージなどを好まれる方が多いようです。
またベビーには、精油は刺激がキツイので、米ぬかオイルだけでマッサージされるほうが多いです。
マッサージをされる際には、肌の摩擦を防ぐためにも、オイルはケチること無く使用します。
成分が浸透するよう、リンパにそってマッサージします。
この時、余分なものをリンパのツボから排出するため、まずツボを押して、それから例えば、腕なら、手首から肘〜脇の下に向かってマッサージします。
足なら足首から膝〜足の付け根に向かってかるくさするように同じ方向にマッサージします。
顔や首もツボを押してから、リンパにそってマッサージします。
米ぬかオイルは肌への悪影響などの心配は?
米ぬかオイルは、ほとんど肌トラブルを起こすことのないキャリアオイルとして有名ですが、大半の製造工程において、米ぬかオイルを新鮮な米ぬかから抽出する時に、ノルマルヘキサンという溶剤を用いて、抽出します。
この溶剤が、抽出工程後きちんと精製されてなくなっていればいいのですが、残っているようなら、ノルマルヘキサンは劇薬ですので心配ですね。
そのため、出来れば米ぬかオイルは、一番搾り低温圧搾しぼり製法で抽出されたものを選ぶと安心でしょう。
そして精油は、直接肌に付くと、刺激がきついので、マッサージオイルとして、米ぬかオイルへの精油のブレンド濃度は1%以下になるようにきちんと薄めて作りましょう。
『米ぬかオイルは酸化の心配が?正しい保存法や作り方まとめ!』
本日のまとめ
米ぬかオイルは、非常に優秀なキャリアオイルで、アロママッサージの際の精油(エッセンシャルオイル)の有効成分の、肌への浸透効果を高めてくれます。
ただし、精油は直接肌に付くと刺激がキツイので、必ず米ぬかオイルをキャリアオイルとして、その濃度が1%以下になるように薄めて使用します。
ベビーマッサージの際は、精油は赤ちゃんには刺激がキツイので、米ぬかオイルのみでOKです。
また、米ぬかオイル製造工程では、溶剤(ノルマルヘキサン)で抽出することが多いのですが、この溶剤が体に良くない劇薬なので、できれば低温圧搾抽出された米ぬかオイルを選びたいですね。
マッサージの際は、オイルはケチらず、たっぷり使って、きちんと肌が滑るようにして下さい。
リンパの流れに沿って、マッサージするのが効果的です。
お米大好き日本人に、とっても馴染みの米ぬかオイル。
ぜひ効果を体験してみてくださいね!